この記事では簡単アクティビティ「英単語リレー」を紹介します。
新しい英単語を子供に何度もリピートさせて覚えさせるのに最適で、必要な道具はピクチャーカードのみ。しかも少しアレンジするだけで、いろいろな応用アクティビティもできます。レッスンでアクティビティに困ったらとりあえずこれをやりましょう。
【人数】６～１０人 【準備物】ピクチャーカード、机
まずは導入したい英単語のピクチャーカードを準備し、単語を導入しておきます。「ピクチャーカードの作り方」と「英単語の導入」については、以下の記事を参考にしてください。
アクティビティの流れ
① 机とカードの配置
机を線状に配置します。まっすぐでなくても構いません。教室くらいのスペースならコの字型がやりやすいです。配置した机の上に導入した英単語のピクチャーカードを絵の面を上にして並べます。
② 組み分け
生徒を２組に分け、置いてあるカードの片側の端ともう一方の端にそれぞれ移動させ、整列させます。
③ 英単語リレー開始
講師がスタートと言ったら、それぞれの組の先頭にいる生徒はカードの単語を読みながら進みます。例 banana, apple, lemon, ．．．
④ ロック、シザース、ペイパー
反対側から進んでくる生徒とぶつかったら、ロック、シザース．．．（英語でじゃんけん）をします。「英語でじゃんけん」については以下の記事を参照してください。
勝った生徒はそのまま先に進みます。負けた方は自分の組の列の後ろに並び、その列の先頭の生徒が再度初めから、単語を読み進みます。
⑤ 勝敗
③～④を繰り返し、先に相手の組のスタートのところにたどりついた側の勝利です。
発展
A ピクチャーカードの文字の面を上にして、難易度を調整する。
bananaやlemonといった誰でも知っている単語から文字の面を上向きにし、英字を読む練習をさせます。生徒はカードの置かれた場所で覚えている場合もあるので、再度リレーを始める前にカードの位置をシャッフルすると良いでしょう。
B ロック、シザース．．．する前に英語で互いに「あいさつ」と「自己紹介」をさせる。
事前に英語のあいさつ（Hello. など）や自己紹介（My name is ～. など）を導入しておきます。生徒が２人ぶつかったら、ロック、シザース．．．して勝敗を決する前に、毎回互いに英語で「あいさつ」と「自己紹介」をさせるようにします。
例 Takeru : Hello. My name is Takeru, Nice to meet you. Kyoko : My name is Kyoko. Nice to meet you, too. Takeru, Kyoko : Rock, scissors, paper, one, two three!!
※最初にどちらの組が先に自己紹介をするかを決めておいてください。
C 英単語を言うときにThis is ～. と言わせるようにする。
This is ～. 「これは～です」という文を導入しておき、英単語を言う際に使わせる。
例 This is a banana. This is an apple. This is a lemon. ．．．
This isの文と共に、数えられるものが１つのときは冠詞のaをつけること、母音の前の冠詞はanになることも教えられます。
